CRASH製品の生産現場の様子をお届け工場レポート – KNOT ANTIQUES 古材家具篇 –
クラッシュの製品は、国内外にある複数の工場と協力して製造しています。私たちは定期的に工場を訪問して製造状況や品質の確認を行っています。本記事では、クラッシュの家具がどんなところで、どうやって作られているのか、工場を訪問した際に撮影した動画や写真からご紹介します。
今回ご紹介するのは、KNOT ANTIQUES (ノットアンティークス) の家具の製造工場。ABCキャビネットや和家具シリーズなど、古材を使った家具を作る工程や作業現場の様子を中心にお届けします。



中国東部にある都市、浙江省寧波市(せっこうしょうにんぽーし)。世界トップクラスの貨物取扱量を誇る貿易都市です。その歴史は古く、かつて遣唐使も日本から寧波港に上陸して長安を目指したと言われています。その中心部は高層ビル群や電動バイク専用レーンが整備された大都会でした。

工場は、その寧波市中心部から車で1時間半ほどの郊外、緑の中に多数の工場が立ち並ぶエリアの一画にあります。


工場の外観はこんな感じ。
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古材家具の製造現場を訪ねる
ここでは、古材を使った家具の製造についてご紹介していきます。
クラッシュの製品で使用している古材は、主に古民家を解体した際に出てくる梁や床材、門だった部分を再加工したものです。


集められた古材は、釘を抜いて汚れやカビなどで傷んだ部分を落とし、適当な大きさにカット。その後、温度や湿度を調整できる窯に入れて熱処理を行い、乾燥させます。この工程で木材に潜んでいる害虫も同時に駆除しています。

乾燥が終わったら表面を削ってきれいにし、製品のサイズに合わせてカットしたり、接着剤を流し込んでつなぎ合わせていきます。


クランプと呼ばれる器具で木材を固定、圧着しています。


ささくれはノミで削り、欠けた部分は木粉などで補修し、接着剤を流し込み表面を滑らかに仕上げていきます。

こちらはおなじみABCチェスト。引き出しにアルファベットを取り付けています。このように、古材を使った製品は職人の手によって一つずつ仕上げています。
くわしい製造工程を動画で公開中
動画では、古材の加工から家具製造の様子まで、さらに詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。
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その他工場の風景
先にご紹介した工場の他にも、ノットアンティークスの”無骨さ”や、”インダストリアル”なイメージを支えている、スチールや真鍮を使った製品を作っている工場も訪ねました。



こちらはクロスバックチェアの生産現場の様子。塗装後の木フレームに一つひとつ丁寧にやすりをかけて、使い込まれたような風合いを出しています。


スチール製品の塗装場。グリットハンガーラックを塗装しています。



完成した製品は十分に乾燥させてから、汚れなどをふき取り検品を行ってから梱包していきます。


クランキーテーブルの検品現場。ちゃんと組み立てができるのかを3人体制で検査しています。
いかがでしたか?
今回はノットアンティークス製品の製造工程や工場の様子をご紹介しました。記事をご覧いただき、私たちのものづくりやその背景について、お客様にご理解いただき、安心して製品をお使いいただけたら幸いです。本記事や動画に登場した商品は、ページ下部にある「この記事で紹介したアイテム」にてご覧いただけます。
Small talk
工場視察のこぼれ話
最後にちょっとだけ工場に行ったスタッフのこぼれ話を。出張の楽しみと言えば現地のごはん。今回食べた料理で一番おいしかったのはチャーハンだったそう。一番の体験は、現地スタッフに連れて行ってもらったお店で、初めてザリガニを食べたことだそうです。お店の内装もなんだかすごいですね。








